フランスを出る時に、しばらくおいしいパンはお預けだと思っていたのですが、なんのなんの、スペインのパンが美味しくてビックリしたのでした。
出産後にお世話になった円形の座布団みたいですが…😁
もちもちふわふわ、柔らかすぎず硬すぎず…
粉がおいしいのでしょうね、毎日、堪能しています。
最西端の港街 Fisterra フィステラを出航したのは14時10分。
次に考えているスポットには翌朝に着くかな〜と予想。
天気も良く波も穏やかなのに、心地いい風があって、
前方だけの帆を広げて進んでいたのです。
が!ここでまたアクシデント。
するする〜〜っと、帆が全部下に落ちてしまって、固まる私たち。
金具にくくりつけてあった結び目が解けてしまった様子。
ありえない、というか、あってはいけないのです。
キチンとしっかり結んでいたはずなのに…。
ロープを新しい物に変えたので、そのロープが若干滑りやすいのかも、と素人的な判断ですが。
幸い波も穏やかで、この時は意地悪な風もなく、
下に落ちた帆を無事に回収、ざっと畳んで固定しました。ホッ。
でも、これだけでは問題は済まないのです。
するするっと抜けてしまったロープがマストの中に入ってしまっているので、
一度取り除いて(これは簡単)、今度はマストの上からロープを通し直さないといけません。
あぁ、また辛いミッションが…。
次のポイントまではメインの帆を広げて進みました。
夜通しのナビゲーションになると思っていたのに、
ニコラが「風がいいように運んでくれて、あと1時間で着いちゃうよ!」と。
その時、もうすぐ真夜中。
静かな湾の中に入っていくのですが、そう広くない湾の中に、
「養殖いかだ」があちこちに。
真っ暗な中をレーダーを頼りに進み、
奥の入江に着くまでも、あちこちに留まっている漁船やブエ(浮き)をライトで照らしながら進んでいきました。
波の穏やかな砂浜に停泊。0時50分でした。
明日の朝になると思ったのに〜!
風もなく揺られずに家族全員で静かに眠れる幸せ❤️
たどり着いたのは、Cangas カンガス に近い海。
翌朝、ディンギーに乗って、目の前の砂浜まで。
すぐ近くなので手漕ぎです。
同じく犬の散歩をしていたおじさんが、色々と話をしてくれました。
この辺はイカが良く釣れるということ、
あちこちにある石造りの小さな建物はトウモロコシを乾燥させておく為の小屋だということ。
あぁ!だから脚がキノコみたいになっているんですね。
スペイン版、ねずみ返し。
風もなく暖かくていいお天気。
マストに上るには絶好の日なのです。
マストの頂上。
長いロープって重いんですよね…。
スススーーーーっと抜けて落ちてしまわないように、念には念を入れ…くくりつけておりますが…。
実は前日、指を怪我してしまって、また痛いところに触れてしまい出血。
半分ハンディキャップで、思ったよりも作業に時間がかかりました。
こういう時、お腹が空いていようが文句を言わずに待っていられるNina。
私が指を痛そうにしていると何も言わずに背中をさすってくれるのです。
午後は暖かい日差しを浴びてリラックス。
12月6日は聖ニコラの日で、Ninaから首飾りのプレゼント。
夕方、冷凍してあった海老の頭を餌にして、カニの網を沈めてみました。
何かかかるといいな〜〜。
さて、翌朝。
カニの網を引き上げてみます。
あ❤️海老だ〜〜!
小さな魚と子ガニがそれぞれ3匹、小さな貝たちは海に戻して、
収穫は、この小海老たち💕
食べるには量が少ないので、ちょっとの間、容器で保存。
次のスポットでまた獲れるといいな。
11時半、次のポイントに向けて この入江を出発しました。
Facebookのページ
Sailing Siesta ー日本語版ー
こちらもフォローいただけると嬉しいです。😃