あっという間に、今年最後の月に突入してしまいましたね。
パパが買ってきてくれたアドベントカレンダーにNinaっち 大興奮!
毎日、一つずつのチョコレート。
小さなチョコだけど、大きな楽しみでもあるようです。
ニュースから目が離せない今日この頃。
2週間前の土曜日に、フランス全土で大規模なデモが起こりました。
ガソリンなどの燃料の高騰に対する市民たちが「Gillet Jaune」(黄色いベスト)を着て、主要道路が閉鎖されて、それはそれは大騒ぎ。
この様子、日本でもニュースになってるのかなと日々、ネットで海外ニュースをチェックしていましたが、フランス関連はカルロス ゴーンのことばかり。
その翌週、土曜日も、また大規模なデモ。
パリのシャンゼリゼ通りが戦場のようになった姿を、今回は初めて、海外での報道をこちらのニュースでも流していました。
そして、3週目の土曜日、シャンゼリゼ通りは早朝に閉鎖され、全国各地から集まってきた黄色いベストの集団は、凱旋門のあるエトワール広場へ。今回もまた大変な事態に。
(画像はネット上からお借りしました)
パリだけではなく、フランス各地でも大規模なデモが起こっています。
興味のある方は、googleで 「gilet jaune」と検索、「画像」をクリックすると、
たくさんの画像やビデオがご覧いただけます。
(画像はネット上からお借りしました)
海外のメディアでは、破壊された街と、デモ隊と警察の衝突を放映するだけかもしれませんね。
黄色いベストを着た人たち = (イコール)暴れる人たちではなく(こちらはむしろ、便乗する人達)、燃料の高騰だけでなく、生活に重くのしかかった税金にうんざりして、
政府に対して怒りの気持ちを表しているのです。
警察官も、制服を脱いで黄色いベストを着て一緒にデモに参加したいんじゃないかしら、って思うのは私だけかな?
(画像はネット上からお借りしました)
華やかなイメージがまとわりつくフランスですが、庶民の生活はかなり質素。
どこの国も同じかもしれませんが、以前に比べて生活は苦しくなってきています。
なんの憧れや情熱もないままフランスに来て結婚生活をスタートさせた16年前。
当時(2002年)は、確かディーゼルが0,76ユーロ/Litreだったような。
今年に入って、ディーゼルは倍になりました。😭
こちらに住み始めた頃、いつかこの国にまた革命が起こるんじゃないか、ってジワジワと感じていたのを覚えています。
周りのフランス人に野心家が多かったのか、税金や政治のことを熱く語る人が多いこと!
所詮は革命を起こしてきた子孫だものね、って思っていましたが…。
個人では微力だけれど、こんなにたくさんのフランス人が一帯になって国を揺らすことも可能だという事が、ある意味素晴らしいなとも思う今日この頃。
せめて、この動きが無駄でないように、何らかの形となって実って欲しいところ。
そうでないと、さらに夢のない国になってしまいそう…。
Noëlまであと3週間。
多くのフランス人が、心晴れやかに、温かいNoëlを過ごせますように。