松ヤニ小屋で静かな夜を過ごした翌日は、友人と港でRDV ランデヴー。
またあの砂の道を戻って、アスファルトの道に出たところで、アクシデント?
一台の車が止まっていて、マダムが携帯で何か話しながら、
ウチの車に「止まって」のジェスチャー。
よく見ると、道の脇には2人のサイクリストがいて、
そのうち1人が何かもがいている様子。
どうやらサイクリストが発作を起こしたらしく、
通りすがりのマダムが救急車を呼んでいるところだったらしい。
待っている間、私達に出来る事は水と濡れタオルを用意して、
病人の自転車をキャミオンに積んで持っていく事。
偶然、指定された場所が私達のRDVの港だったのでよかった…。
救急隊が到着。
こういう現場、普段はなかなか見る機会がないけれど、
Ninaっち、興味深そうに見守ってました。
港に向けて走って、すぐに大通りに出たら、
何と有名なピラ砂丘のふもとだった事が判明。
(↓↓13年前の記事ですが(苦笑)、ピラ砂丘のこと書いてます。)
松ヤニ小屋は、砂丘の近くだったのか〜〜!
アルカッション湾に到着。
港の指定場所で自転車を下ろして、私たちは友人と合流。
これ、前日の写真なんですが、
陸揚げされた状態の船。
これ、bateau ostréicole と言って、牡蠣の養殖業者が使う船なんだそうです。
もともとかなり傷んでいたモノを買い取って、自分たちで修復したそう。
金属製の新しいタイプももちろん存在する訳ですが、
この木製の船は朽ちてしまったらそれでアウト。
新しく作る事はできないのだそう。
Plateとも呼ばれるだけあって、浅瀬でも大丈夫な構造らしいです。
牡蠣の養殖場があちらこちらに。
瓦に白い塗料が塗ってあるのは、牡蠣が白いモノにつく習性があるからなんですって。
(…と、自分ではすっかり忘れてましたが、過去の記事で新たに思い出す。笑)
この日は、修理に出した港から、自分の港まで運んでいくというミッション。
ニコラとNinaっち、同乗させてもらって一足先にクルージング体験。
翌日に戻りまして…
さて、いよいよ出航です!
アルカッション湾は潮の満ち引きが激しいので、
沖に出るには満潮にならないと出られない訳です。
この日は、正午くらいから、夕方4時だったか5時だったか…
それまでに帰って来ないとダメなんですね。
↑写真の長い棒は、底を突っついて船の向きを変えるためのもの。
多くの船が出航を待っている中、この底が浅い船は1番に沖に出られる特権が!
奥に見えるのが、牡蠣の養殖小屋。
場所によっては、試食できたりします。
こういうの、目の前で初めて見ました。
楽しそう…。
アルカッション湾の地図の写真にもありますが、2つの小屋の近くまで。
この辺りは浅瀬なので、大きな船は入れないのです。
その近くでランチタイム!
なんというロケーション。
アルカッションには何度も来ているけれど、湾の中に、しかも ils aux oiseauxと
cabanes tchanquées と呼ばれる小屋の付近まで来たのは初めて。
もちろん、牡蠣!
でも、私、最近、あまり食べられないんですよね…。
具合が悪くなることもたまにあって。
でも、美味しくて自分の制限を超えていただいてしまいました。
食べて、飲んで、昼寝して…。
気付いたら4時。
港へ向かいます。周りの船も、港を目指して何だか面白い。
なかなか経験する事のできない楽しいクルージング体験でした。
旅行記はこれでおしまい。
長くお付き合いいただいて、ありがとうございました。
余談ですが…
この船を降りて、キャミオンでニコラの実家へ行く途中、
見事に気分が悪くなり、冷や汗たらり。
キャミオンにトイレがあってよかった〜〜と感じた瞬間。
やっぱり、牡蠣は体質に合わないのだろうか…。(←いつも懲りずに食べる人)