村のブロカント 2010
朝起きたらいい天気。地面は濡れていたので、どうやら夜のうちに雨が降ったらしい。
ゆっくりめの朝食をとって、ミカの散歩がてら村をうろつく。
毎年、似たようなメンバーが、
毎年、同じようなものを売っている。
去年も見たよな~、売れなかったんだなーなんて思いながら…。
私たちも、このブロカントは6回目。
最初の頃は趣味のアンティーク小物ばかり探していたけれど、
畑仕事に使う農具を買ったり、
家のリノベーションに使う工具を買ったり…
月日が経つにつれ、求めるものが変わってきた。
ただ…最近は、この村のブロカントで買うものはあまりない。
というのも、顔見知りが増えてくると、なんだか買いづらいのだ。
知らない人だと値段交渉もできるけれど、下手に知っている人だと値段を聞くのも気が引けるし、
それを高いと思った時、断りづらい。
なので、最近のブロカントの目的は、村人とのあいさつ回りのようなもの。
今日の戦利品の一部。
すでにいくつか持っているのだけれど、やっぱり買ってしまう。
ドアーストッパーに、ブックエンドに、我が家では結構活躍しております。
そして…写真がいまいちだけど、何かわかるかな?
本来は中に炭を入れてベッドを温めるもの。
今も使えないことはないけれど、我が家ではデコレーションに留めておきます。
今日はこれらだけでなく、別の収穫もありました。
出会いが二つ…。
朝のブロカントの散歩を終えて、ミカと一緒に家でのんびりしていたら、
自宅スペースでブロカントをやっている裏のジョーのおじさんのところに行っていたニコラが呼びに来た。
「ねぇ、来て来て!日本人がいるの」と。
ミカを連れて、ジョーのおじさんのところに行くと、日本人女性が!
話をしていたら、何と隣の村に住んでいることが判明。
こんな近くに住んでいたなんて、と、お互いにビックリしたのでした。
まさに灯台元暮らし。あぁ、ご近所さんができてうれしいわぁ~~。
そして、午後。
ニコラとミカと村の散歩に出かけたら、近所の友達がビーグルを見かけたと言う。
男の子だというので、私たちも興味津々!将来のミカのフィアンセを探せ~~!
会えるかな~…と思っていたら、いましたよ!
ミカも私たちも、男の子のビーグルもその飼い主カップルも超興奮!!
「XX通りに住んでいらっしゃるのですか?」と聞かれて、どうやら複数の村人たちが我が家にビーグルがいることを教えたらしい。
というか…ミカと間違えたのか?(笑)
男の子なのでミカより大きいけれど、お尻の方にある小さな白い模様があったり、
顔や手の白い部分にそばかすのような薄茶色の点々があるのも、すごく似てる!
しかも、ほぼ同い年。
私がこの村で日本人を見つけて興奮したように、
犬同士も自分と同じ仲間を見つけて興奮した様子。
そう…フランスでビーグルって意外に少ないというか、知らない人が多い。
こうやって遭遇するのも、本当に珍しい。
驚いたのが、彼の名前が日本名だったこと。(もちろん、飼い主はフランス人)
「Yakoと言って、日本のレストランの名前にもなってるのよ」と言われたけれど…知らない。(汗)
もしかして、やっこ?奴?
それにしても、かっこえぇ。男の子はさすがに貫禄あるなぁ。
近いうちに、やっことミカを連れて森の散歩に行くことになった。犬のデートですな。(笑)
ミカのボーイフレンドになるのだろうか…。
後にジョーのおじさんに会ったら、おじさんも「ビーグル見た?」と聞いてきた。
「ミカ、嬉しそうだったよ。義理のお父さんが2人になって」と、言ったら、
笑ってたけど、何だかちょっと寂しそうだった。
ジョー、ハートブレイクか!?