coco、ピンチを救う。
夜7時、携帯が鳴った。
夜勤で出かけたニコラかと思ったら、近所のファンファン。
「coco、今からcanard (カナール=鴨)の所に来てくれる?」
そう言われたので、ファンファンも今そこにいるのかと思いきや、いないと言う。
ファンファンの家とは別に、canardと呼ばれるお家があって、
そこのお庭でニワトリや鴨などを放し飼いしているのだ。
「で、行ってもいいけど、何で?ファンファンはそこにいないの?」
「うん、今、○○○○の近く。これから友達の家に行って食事を一緒にするの。」
我が家から30キロ以上離れた所だ。
で、どうしたのかと思いきや、そのcanardのお家のキッチンでジャガイモを蒸かしていて、
火をかけたまま、外出してきてしまったらしい。
ファンファンが、旦那サンのシルヴァンにガスを止めるように伝えたのに、彼がすっかり忘れたという図。
ありゃりゃ。
夜の7時とは言え、まだまだ昼間のように明るい今の時期。
canardのお家まで言って、外のドアを押して敷地内に入った。
で。ドアがある。しかも鍵がかかってるし!
ファンファン、鍵はかかってないと言ってたのに!
ドアの脇には窓があって、お目当ての鍋が外から見える。
完全に水分がなくなって、焦げてる様子。外にまで焦げ臭いのが漂ってくる。
ファンファンの携帯に電話して、ドアが開かないと伝えたものの、だからと言って解決するわけでもない。
家の中へどうやって入ろうか、まるで泥棒になった気分だ。
運よく?運悪く?ドアの脇の窓が少しだけ開いてる。
でも、窓はかなり高い位置にあって、しかもその下は草ボウボウ。
うーーん、どうしようかな。ピンチ!
よじ登るものを探して、なんとか窓の高さまでよじ登る。
こんなところ人に見られたら…絶対怪しいよ、私。
せっかく窓に辿り着いたのに、窓は内側からロックされた様子。
なんとか、隙間に手を入れて、内側のつまみを解除する。
やった!家の中に侵入成功!
ドキドキしながらガスを止め、家の中の煙を外に追い出す。
ミッション終了。ほっとする。
さて、翌日、ファンファンがお礼のためにやってきた!
自家製の卵とたくさんのタケノコを持って!
↑↑↑ コリアンダーと春菊はウチの畑から
今年に入って、畑のことに触れてなかったんだけど、なんとか順調にやっております。
上の写真にもあるように、コリアンダー(香菜)と春菊は去年の種が落っこちて、雑草のように生えてきたもの。採っても採ってもまた生えてくるので、なかなかうれしいんだけど、トラクターで耕すので一斉に採ってしまった。
ということで、今は山のようにあるコリアンダー。
たくさんの春菊とロケット(ルッコラ)、そして、イチゴたち。
今の時期、毎回畑に行くたびにイチゴたちはこれくらい収穫できる。
去年の秋頃、結構手入れをしてあげたので、元気いっぱい。
畑仲間に、もうイチゴが生ってるの~?と聞かれる。ちょっとうれしかったりして。
さて、今日はフランスでは祝日。
先日のお礼も兼ねて、お昼ごはんにファンファンに食事を招待されていたので、
畑で採れたイチゴでタルトを作って持って行った。
ヘリが壊れましたー。
でも、味は好評。イチゴの大きさが揃ってないところが、手作りっぽくてなかなか…でしょ?
お土産に、レタスを2個分もらって帰って来た。(笑)
そして、その後、畑に行ったら、ファンファンとシルヴァンが…。
大きな大きなレタスをさらに2個と、小ぶりの白菜をたくさん、私のパニエに。
1.5 + 2 + 2 = 5.5
↑ 最初の1.5は前回の残り。やっとここまで減ったのにな。 _| ̄|●