手放したい骨董品
タイトルの通りでございます。
この家に引っ越して来た時にガレージの隅に立てかけてあったもの。
私の目には、どう見てもホコリまみれのガラクタにしか映らなかった。
折り畳んであって、何なのかよくわからなかったのも事実。
以前、この家に住んでいたおじいさんが所有していたもので、跡継ぎの息子のものとなったけれど、
あまり興味はないらしく…私たちが引っ越してくる時に、ニコラがその人に頼んでもらってた!
いらないよ~~。 何でこんなもの、もらっちゃうの~!?
実はコレ、第一次世界大戦の時に使われていた 担架!
ということは、1914年~1918年のもの。
上に載ってるのは、折りたたんだ時に縛るベルト。
こちらには頭がくるんだけど、一部、封筒状になっていて、この中にワラを入れて枕にするのだとか。
よくできてるなぁと思うのが、折り畳んでから下に置く時に、ちゃんと脚が出るということ。
しっかりした作りで、コレ自体、ものすごく重い!
人を乗せて担ぐって大変だよね!
考えてみたら、怪我した人とかコレで運ばれてたんだよねー。(((((( ゚д゚))))))) 担架だものね。
血だらけの人とか…?
布の所々にあるシミはナンなのだ?血液?じゃないよね?ねっ?✞✞✞
いろいろ考えると怖くなって、なるべく触らないようにしてきた。
リフォームの現場で何か頭に触るなぁと思ったら、コレが頭にべったり付いてた時は気絶しそうになった。あぁ~~、早く処分して!
4年目の今、やっと引き取り先が見つかりまして…♥
戦争時代のモノを集めているという非営利団体の人が取りにきてくれた!
他にもいくつか同じ型のものを持っているらしいけれど、これほどいい状態のモノはないそうで…。
タイトル改め、「手放した骨董品」
あぁ、心がちょっと軽くなったよ。