暖炉のその後のその後のその後…
と言っても、このまま、その後がしばらく続きそうで…(汗)
そのうち、「暖炉のその後 x3」といか言うタイトルになるかもしれません。シェ~~~。
前回の話は こちら から。
さて、前回はニコラ鉄工所で終わりましたね。
正面上部のくり抜いた壁の部分…。
煙を上にスムースに送るために、セメントボードのようなもので傾斜をつけていきます。
なんだろねー。
まるで、高野豆腐を薄く切って立てかけて干してるみたい。(笑)
でもコレ、10分ほどで固まりマスー。
つっかえ棒はご愛嬌ってことで…。
さて!ここでやっと登場するのが、鋳物でできた récupérateur de chaleur という代物。
日本語だと、うーーーん、(→ฺ㈈←) (→ฺ㈈←); 「熱循環装置!」とでも言えるかな。
以前の暖炉は火の位置が床と同じ位置だった。
火を起こすにも、しゃがまないといけないし、なんかちょっと遠いのよねー。
ということで、今回は暖炉の高さを膝くらいの位置まであげることにした。
補強のため、鉄の棒を入れ込んでセメントを流します~~♪
鋭い方はここでお気づきのはず!
以前、壁に埋めたアルミのチューブ、実はコレにつなげるためデシター。
この装置、表面の鉄板だけでなく、厚さ5cmほどの空間がある。
薪を燃やして熱くなった鉄板の中を、暖かい空気が上に上がっていくという構造。
まぁ、ここまでは単純。空気の対流でその熱を再利用しようというわけ。
もちろん、暖められた空気は煙の混ざらない、キレイな空気。
そのまま部屋につなげると温風が出てきますー。
が!我が家はさらに一ひねりを加えます。
これはちょいと複雑なので、またの機会に…。 また延ばすのか~!
これが、全体図。
まだ古い暖炉がバリバリ残ってますなぁ。
セメントを流し終えたところで、実験!
がっ!
煙る…。
ガクっときてるニコラ。
でも、めげずにがんばりますよー。
両脇の囲いを取っているところ。
なんとなくすっきりしてきた?
もともとあった暖炉なのに、囲いを取ると妙に大きく感じる。
デコレーションの途中経過。イメージはフランス南西部の家。
古い瓦を切って、貼って、積み重ねて…。
左半分、ニコラ。
右半分、私。
左右のバランスがずれてる?(笑)
さて、目地も終わったところで、煙を部屋に逃さないように、鉄のフードをつけてまいります。
自分たちで模型を作って角度を計算。
切断して、鉄の骨組みにくっつけた。
おぉ~~、ぶら下がってるぅ~~!
大丈夫?落っこちない?私はこればかり気になります…。
鉄板…なんだけど、欲しい厚さのものが店に売ってないので、鉄工所に勤める知人に欲しいサイズでオーダー。
こういう時、とってもありがたい。
もう後は、鉄工所のニコラにお任せ…。
この角度を見つけるのに結構苦労したなぁ。
そして、今とほぼ同じ状態。
壁に穴を開けて外気を取り入れて、汚れた空気は煙突内のステンレスのチューブを伝って外へ。
キレイな暖かい空気は壁に埋め込まれたアルミのチューブを伝わって上へ上へ…。
その仕組みはまた後ほど!
ふぅ~~。長いね…暖炉の話。
完結してないけど、最後まで読んでくれてありがとう!